卒酒して新しい人生を!

30年間飲み続けてきた酒を断って、ノンアルコールな新しい人生を楽しみたいと思います。

やり直し

書こうかどうか迷ったのですが、実はしばらく前にちょっと飲んでしまいました。


このコロナ禍で何をやっているかというところですが、付き合いというか、色々あって、ビールを飲んでしまった訳です。大ジョッキ三杯くらいだったと思います。


幸いというか、僕はそこまで深刻なアルコール依存症にはなっていなかったようで、それだけでストップできましたし、翌日以降は、また飲まない生活に戻っています。


ただ、変わった点として、断酒直後の頃と同じように、ノンアルビールを買い置きして冷蔵庫に入れておくようになってしまいました。また、再飲酒してもストップできたという妙な自信が生まれてしまい、また何か機会があれば少しくらい飲んでも大丈夫だろうという気持ちも芽生えてきました。


過去の経験を思い出せば、「今日は特別な日だからちょっとだけ」と飲み始めると、なんだかんだ理由を付けては、今日も明日もと特別な日にするようになってきて、いつしか毎日飲むようになってしまい、さらには量も増える一方というのは、さすがに分かっていますので、なんとか飲まずに持ち堪えているという状態です。


僕のように、病院に行くほどの深刻なアルコール依存症にはなっていないけれども、飲む量をコントロールできないし、放っておくと増える一方という依存体質の人は多いと思います。


という訳で、一滴たりとも飲まないという覚悟がくじけてしまって、弱い自分を見つめ直しているところです。「もう残りの人生にアルコールは不要」と晴れやかな気持ちになっていた自分に、はたして戻れるのかどうか、またやり直しになりそうです。

中国出張

先日、中国に海外出張する機会があったのですが、中国と言えば、夜は歓迎されて宴会が行われ、目が合えば何度も乾杯を交わし、完杯(一気飲み)するという印象(経験)があり、出発前はとても不安でした。

 

幸い、過去の僕のこと(飲兵衛時代)を知っている人はいなかったので、まずは「実は飲めないんですよ」と最初から言っておき、ワイングラスに少しだけワインを入れてもらい、乾杯の挨拶だけして、飲むフリをするという方法で、しのごうと考えました。

 

幸い、今では中国も昔とは異なり、飲めないとダメだという事はないようで、理解してもらえましたし、その場にいた中国人の中にも、同じように飲めなくて(その人は恐らく体質的に、本当に飲めない)、飲むフリだけしている人もいましたので、これで大丈夫なようです。

 

とはいえ、飲めないのに、このような場に参加するというのは、やはり結構シンドイというのが、正直なところです。今の中国は、とてもエキサイティングで魅力的ですが、飲めない人には夜のお付き合いはやはり大変だと言えます。

断酒四年達成!

断酒して1ヶ月、半年、1年などと、目標を立てて達成感を味わっていたのも、もはや過去の話。4年目ともなると、特別な感覚はありませんでした。とはいえ、やっぱりやめて良かったなぁという気持ちを再認識するには良い機会だと思います。

 

最近、ウイスキーが値上がりしているという話を聞いて、昔よく飲んでいたウイスキーの値段をネットで調べていたりしたら、美味しく飲んでいた頃のことを思い出してしまいまして、あれはマズかったです。お酒を美味しいと感じるのは、脳が幻覚を見ているからと理屈では分かっていても、シングルモルトとかの高級ウイスキーはたしかに美味しかったように今でも思うんですよね。最初から、美味しいお酒をちょっとだけ飲むという飲み方に馴染んでいたら、ひょっとして、優良飲酒者になれたのかなぁと思ったりしますが、安酒を大量に浴びるという学生時代から始まった飲酒歴ですから、僕はダメでした。

 

もはや特別なことではなくなっている酒のない生活ですが、とりあえずは5年目を目指して、引き続き頑張りたいと思います。

祭でした

秋の地元の祭が終了しました。

 

断酒してから3回目の祭、前にも書きましたが、休憩時間はものすごく暇です。酒を飲みたいという気持ちは全くおきないのですが、人の輪に入っていけば、「まぁ、一杯やろうよ」と声をかけられますし、「ごめんなさい、僕飲めないんで」と断れば、「どこか身体の具合でも悪いの?」「いえ、別にどこも悪くないんですけど」「じゃ、祭の時くらい飲んだら?」とかいう、やり取りになるのは目に見えていて、面倒くさいなーと思ってしまいます。

 

もう祭は卒業ですかね。来年からは、当番が回ってきたときだけ、黙々と仕事をこなして、後は休もうかなと思いました。

特別な時は飲む

年齢的なこともあるんでしょうけれど、最近、リアルな知人の中にも「思いつきで酒やめたけど、なんともなかった」という人が、ポツポツ出て来ています。良い事ですね。しかし、その一方で、ほとんどの方は「一生飲まないと決めた訳ではなくて、特別な時は飲んでもいいと思ってます。」とおっしゃいます。

 

断酒仲間の皆さんはすでに御察しの通り、こういう人は、特別な時を迎えた瞬間、ほぼ例外なく元のペースに戻ってしまい、「断酒って、なんでしたっけ?笑」みたいになります。こちらとしては、「あぁ、また仲間が減ったなぁ」と思うと同時に、「やっぱりね」と思うので、実はそれほどショックでもありません。

 

特別な時だけ飲むというような、都合の良い断酒は出来ません。そもそも、そういう発想をするという事は、まだ酒が好きだという気持ちを断ち切れていない訳ですから、そりゃ、一杯でも飲んだら、たちまち元に戻りますって。笑

 

こういう人を見ていると、やっぱり一杯でも飲んだらダメなんだなという反面教師になる訳で、良い勉強にはなりますけど、とても残念でもあります。

断酒三年達成!

5/10で断酒してから三年が経過しました。我ながら凄い!

 

よく「我慢できるのはすごいね!」と言われるんですが、別に我慢している訳じゃないんですよ。我慢し続けていたら、とてもじゃありませんが続きません。「酒なんか人生にはもう不要」「酒を美味しく感じるのは、脳が騙されているから」「酒を飲んでも何も解決しない」など、理論武装して、酒を寄せ付けないようにしていれば、どうって事はありません。

 

それでもね、三年も経つと、「少しくらい飲んでも大丈夫じゃないか?」という考えが、時々ふっと脳裏をかすめるんですよ。その時は、「一杯でも飲んでしまったら、またすぐに元のペースに戻ってしまう」という初心に戻る事が大切です。

 

引き続き、五年、十年目指して頑張りたいと思います。

有名人の依存症

世間は某有名人タレント(ミュージシャン?)の件で大騒ぎ。取り返しのつかない失敗を犯してしまった原因は、アルコール依存であった可能性が高まっています。

 

アルコール依存症というと、もう意識がもうろうとしているヨレヨレのジイさんみたいなイメージが強いけれど、イケメンでテレビに出て、一見ちゃんと仕事しているような人でも、実はアルコール依存症だったりする訳です。飲んだらダメだと分かっていても、また飲んでしまう。そもそも、自分が依存症であるという事を認めようとしない。

 

幸い、僕はそこまでひどくなる前に、自分が飲酒量をコントロール出来ない事に気が付いて、自らの意志で酒を断つ事が出来ました。今も飲み続けていたら、どうなっていたか分かりません。アルコールは人生をお終いにしてしまうかもしれない極めて危険な薬物であり、ただ合法なだけという事を、もっと多くの人達に認識してもらいたいものです。