秋祭

地域の祭に参加した。断酒して初めての祭である。祭と言えば、当然昼間から酒を飲むのが普通である。去年までは、僕もそうだった。

ただ、実はもともと、祭の時は、そんなに飲み過ぎる事はなく、僕にしては、むしろ結構セーブしていたというのも本当の話。それは、屋台引き回しには危険が伴うという事と、トイレの心配があるからだ。僕だって、そのくらいのコントロールは出来ていた。比較的冷静に祭を見守るというのが、僕のスタンスであった。ただし、帰宅してから飲み直す事は多かったが。笑

だから、ノンアルコールで祭に参加する事は、そんなに心配はしていなかったのだが、やはり、ちょっとでも飲んでいた去年までと、全く飲まない今年では、実際かなり違った。特に、休憩時間など、地域の人達と世間話をしている時間帯が辛い。とにかく、ものすごく時間が経過するのが遅く感じる。祭の時にしか顔を合わせないような人も多く、もともと話題に困る所へ持ってきて、アルコールの力を借りられないのが、こんなに大変な事だったとは思っていなかった。

しかし、これは、酒を飲めないのが悪いのではなく、酒の力を借りないとコミュニケーションをとれない習慣がついている自分の方が悪いのである。時間はかかると思うが、少しずつ慣れていくしかないだろう。